鳥たちのいえ

上映作品

『イルカとクジラ』ノア・バームバック監督作品。

たった4館から始まった上映は、口コミが広がり233館へと拡大し異例の大ヒット!

‘映画の奇跡!’−2013年、とある小規模映画がアメリカ中の映画ファンを熱狂させた。その映画のタイトルはなんとも不思議な『フランシス・ハ』(原題:Frances Ha)。アメリカで公開されるや否やニューヨーク・タイムズ、ロサンゼルス・タイムズなどの辛口評論家から絶賛され、あのタランティーノ監督が、“2013年の映画ベスト10”に選出し、「アメリカン・サイコ」などで知られる作家ブレッド・イーストン・エリスが「本気で好き」とツィートするなど、多くの映画ファンを魅了した。

監督は『イルカとクジラ』(05)でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたノア・バームバック。主演は共同脚本も担当し、バームバックのパートナーでもあるグレタ・ガーヴィグ。本作で2014年ゴールデン・グローブ賞女優賞にノミネートされ、主演のオファーが相次ぎ、一躍‘’時の人”となった。

 

映画史に残る不器用すぎるヒロインの誕生!

つまづきながらも前向きに歩き出すフランシスの姿に、誰もが共感し心がふっと軽くなる

 

ニューヨーク・ブルックリンで親友ソフィーとルームシェアをして、楽しい毎日を送る27歳の見習いモダンダンサー、フランシス。ところが、ダンサーとしてもなかなか芽が出ず、彼氏と別れて間もなく、ソフィーとの同居も解消となり、自分の居場所を探してニューヨーク中を転々とするはめに! さらには、故郷サクラメントへ帰省、パリへ弾丸旅行、母校の寮でバイトと、あっちこっちへ行ったり来たり。周りの友人たちが落ち着いてきていることに焦りを覚え、自分の人生を見つめ直し、もがいて壁にぶつかりながらも前向きに歩き出そうとするフランシス。不器用で大雑把だけどチャーミングな彼女の姿に、誰もが共感を覚え、心が軽やかになり、不思議なタイトル“フランシス・ハ”の意味が明らかとなるラストに胸を打たれる。

 

踊って、笑って、走って、すっ転んで。86分後、誰もが、きっときっと元気になれる。

 

【料金】 18歳以上:1000円 小中高生:500円

【会場】 ギャラリー鳥たちのいえ(ギャラリー2)

【問い合わせ先】 鳥の劇場

〒689-0405 鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1812-1

電話・ファックス:(0857)84-3268

メール:info@birdtheatre.org

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