鳥たちのいえ

上映作品

ワイルドツアー

山、海、10代、植物、初恋−

「ワイルドな」成長の記録。

監督を務めたのは昨年公開された「きみの鳥はうたえる」も話題の三宅唱。

本作は、山口にあるアートセンター、山口情報芸術センター・通称「YCAM(ワイカム)」の研究開発チーム・YCAMインターラボと三宅監督が協働し、約8ヶ月の滞在制作を経て完成した青春映画である。実際にYCAMで行なっている、採取した植物のDNAを解析し植物図鑑を作るワークショップが物語の出発点。出演は映画制作に興味のある中高生たち。三宅監督と中高生たちが一緒に脚本や演出を考えながら撮影を重ねたことで、時に彼ら自身のナマの成長も記録されたまるで日記のような映画が生まれた。そして物語は次第に、当初は誰も予想していなかった展開に突入する。

あらすじ

ここは山口県山口市にあるアートセンター。

大学一年生の中園うめは、「山口のDNA図鑑」というワークショップにファシリテーター(進行役)として参加している。参加者はこれから、自分たちがクラス街の様々な場所を歩きまわり、どんな植物が生えているのかを調べていく。ウメは中学3年生のタケとシュンを連れ、「新しい種」を求めて近くの森を探検することに…。

 


 

21世紀生まれの彼らと共に、山や海やバイオラボというまるでSFのような空間を旅するように映画を作った。高校受験やら将来のことやら恋やら、人生の岐路に立って日々真剣に生きている彼らの姿は野生の動物にように格好良かった。リアルとかナチュラルでは収まらない、人間やこの社会のワイルドな部分を捉えたいと思った。ぜひ彼らと「発見のよろこび」を共有してほしい。(三宅唱)

 


【料金】 18歳以上:1000円 小中高生:500円

【会場】 ギャラリー鳥たちのいえ(ギャラリー2)

【問い合わせ先】 鳥の劇場

〒689-0405 鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1812-1

電話・ファックス:(0857)84-3268

メール:info@birdtheatre.org

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