鳥たちのいえ

Modern Vidroについて
Modern Vidroは2018年の夏に私が考案した造語です。Modernは英語ですがVidroはポルトガル語です。江戸時代には古来からの「玻璃」「瑠璃」とともに、ガラスのことをビードロ(ポルトガル語)とかギヤマン(オランダ語)と呼ばれていたそうです。ビードロとは日本人の感性で作られたガラスなのです。

2017年9月16日(土)~11月5日(日)に岡山市立オリエント美術館にて、和ガラスの美を求めてー瓶泥舎コレクションーの展覧会が開催されたのですが、そこに展示されていた江戸時代のビードロにすっかり魅了されてしまいました。私は当時のガラス職人が舶来の美しいガラスに感動し、外国人の指導により技術を会得し、何とかその美しさに迫ろうと奮闘した光景が目に浮かぶのです。

江戸時代のビードロ師の粘り強い努力や情熱の賜物であるビードロに敬意を表し、現代に生きるガラス作家としての矜持を持って、ガラスの制作に取り組んでまいりたいと決意いたしました。そして私のガラス作品の呼称を現代のビードロという意味を込めて、Modern Vidroと名付けることになりました。(作家のホームページより転載)

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