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鳥の劇場2018年度プログラム〈試みるプログラム〉高校演劇もっと盛り上げ事業 つくる高校生
高校生といっしょに名作戯曲を読む
鳥の劇場
とりのげきじょう
「古い戯曲なんて世界史の教科書で名前だけ見たことがあって、とりあえずそれだけで十分でしょ」なんて、高校生のみなさんはお感じのことと思います。私もそうでした(私は「人形の家」というのはホラーだと思ってました)。でも、 時代を超えて残っている作品にはそれだけの理由があります。特に演劇の台本は、ある問題についてみんなで考えるために書かれていま す。だから、みんなで読んでみて、いろんなことを言い合うのにはともていい材料なのです。現在のいろんな問題が、その中にいろんな形で現れていることに気づいてもらえると思いま す。「でも自分は、タイトルだって知らないし」という人もいるでしょう。全然大丈夫です。歴史の知識とか、国語の読解力とかも気にしないでください。直感を大事にしながら、読んでいきますから。是非いろんな人が集まってくれたらと思います。(中島諒人 演出家・鳥の劇場芸術監督)