鳥たちのいえ

多様であること 自由であること ここに在ること

山陰で生きる人とその生活を見つめることを通じて、人間存在の根っこを凝視してきた写真家が、「障がい」と「演劇表現」の関わりに迫ります。じゆう劇場で俳優として活動する人たちを被写体に、池本氏の初挑戦の因州和紙を使ったプリントを創作。鳥取に生きる人、鳥取で生まれた紙、鳥取を撮ってきた写真家。この場所から生まれた濃厚にローカルな作品群が、「多様であること」「自由であること」という極めて普遍的で現代においてますます重要さを増す問題について深い思考を促します。

写真家 池本喜巳

1944年鳥取市生まれ。1967年日本写真専門学校卒業(現日本写真映像専門学校、大阪)卒業。1970年鳥取市に池本喜巳写真事務所設立。77年より写真家 故 植田正治の助手を務めながら(〜96年)、ライフワークとして鳥取市を中心に、山陰の風景や個人商店、人物などを記録している。また、従来の写真の概念にとらわれず、写真のもつ可能性を追求した現代アート的な作品作りも行い、国内外で発表している。

じゆう劇場

鳥の劇場プロデュースにより2013年8月に活動を開始したプロジェクト。障害のある人、ない人がいっしょに舞台を作り、日常では隠れがちな内面や才能の豊かさを発見し、社会につなぐことを目指す。継続的に作品を作り、鳥取県内外で作品を発表。2017年にはフランス・ナント市で、2018年にはタイ・バンコクでも公演、大好評を博した。2022年は、6月に韓国の韓国芸術総合学校と、9月にはアメリカの劇団TBTBと共同公演を行い成功を収めた。

おしゃべり会

11月12日(日)・19日(日)両日13:00〜16:00【予約不要】

じゆう劇場の今年度参加者が在廊し活動について紹介します。活動に興味のある方、来年度の参加を考えている方などが対象です。活動に関するさまざまな質問にお答えします。お気軽にご参加ください。

短編作品上演&トークイベント

11月23日(木)13:00【予約不要】

『「赤ずきん」から生まれたもの』の上演とトークイベントを行います。トークでは池本喜巳とじゆう劇場を運営する鳥の劇場芸術監督中島諒人が、今写真展について、和紙による新しい写真表現について、そしてじゆう劇場の活動について語ります。

ファシリテーター:齊藤頼陽(俳優・鳥の劇場副芸術監督)

 

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