鳥たちのいえ

池本喜巳が『じゆう』を撮った  じゆう劇場写真展

障がいのある人とない人がいっしょに真剣で必死な演劇創作を行うのが、じゆう劇場。今回は活動をより広く知ってもらうため、写真家池本喜巳氏に依頼し、稽古場での普段の様子のポートレイトと本番の舞台写真を撮影してもらいました。

何が人間を輝かせるのだろう? 何が人間の光なのだろう?

この写真展では大きくプリントしたポートレートを中心に、舞台写真と対比的に展示。障害と演劇表現の関わりに写真家が新しい光をあて、人間存在にとっての「じゆう」、そして表現活動が生きることに与える意味を問います。

トークイベント 3月11日(土)18:00−19:30【予約不要】

写真家 池本喜巳 と 鳥の劇場芸術監督 中島諒人が、じゆう劇場参加者を交え、表現における「自己決定」について語り合います。ファシリテーター:齊藤頼陽(俳優:鳥の劇場副芸術監督)

おしゃべり会 3月11日(土)・18日(土)両日13:00−16:00【予約不要】

じゆう劇場の今年度参加者が在廊し活動について紹介します。活動に興味のある方、来年度の参加を考えている方などが対象です。活動に関するさまざまな質問にお答えします。上記時間内いつでも大丈夫です。お気軽にご参加ください。

上映作品(2階ギャラリー)

全日 11:00−17:00【予約不要】

11:00〜 ドキュメンタリー映画『じゆう劇場の輝き』70分 監督:山崎樹一郎

12:15〜 日韓合作『とある村』70分

13:30〜 『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの2022』90分

15:00〜 日米合作『パックさんの魔法/美のことなり』100分

池本喜巳(いけもとよしみ)

1944年鳥取市生まれ。1967年日本写真専門学校卒業(現日本写真映像専門学校、大阪)卒業。1970年鳥取市に池本喜巳写真事務所設立。77年より故植田正治の助手を務めながら(〜96年)、ライフワークとして鳥取市を中心に、山陰の風景や個人商店、人物などを記録している。また従来の写真の概念にとらわれず、写真の持つ可能性を追求した現代アート的な作品づくりも行い、国内外で発表している。

じゆう劇場

鳥の劇場のプロデュースにより2013年8月に活動を開始したプロジェクト。障がいのある人、ない人がいっしょに舞台を作り、日常では隠れがちな内面の才能の豊かさを発見し、社会につなぐことを目指す。継続的に作品を作り、鳥取県内外で作品を発表。2017年にはフランス・ナント市で、2018年にはタイ・バンコクでも公演、大好評を博した。2022年は、6月に韓国の韓国芸術総合学校と、9月にはアメリカの劇団TBTBと共同公演を行い成功を収めた。

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